叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

立つ鳥


退職するにあたり、職場の人たちに渡す記念品について考えている。

特に悩まなくても、適当に菓子でも買ってゆけば済むのだろうけれど、あまり安直にに済ませたくないという気持ちがあるのだ。

大部分の人間とはもう縁もゆかりもなくなるとは云え、もしかするとまたどこかで縁が繋がるかもしれないし、別れに際して禍根を残すことは宜しくない。

それに、殊勝なことを云わせてもらえば、3年間は共に過ごした人間をぞんざいに扱いたくはないという気持ちもある。

日頃私が彼らから受けているストレスを考えれば、恨みこそあれ感謝の気持ちは少ないのだが、ここはひとつ理性的になって、別れ際は丁寧にしておかねばならない。

ただ、ひとりひとりの好みなんてよく知らないから、数名にはAmazonギフトカード、その他大勢にはクオカードを配ることになりそうだ。

後は休み時間に食べるためのお菓子を大量に買ってゆく。

ただひとりだけ、好みを把握出来た人には、それなりのものを見繕った。

贈り物を選ぶ時間は好きだから、互いに監視し合い、告げ口をし合うような職場でなければ、もう少し真面目に考えられたのにと思う。

その点は、残念である。