叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

意識


祖母が長くはないらしい。

葬式に出るよりは、生きているうちに、まだ目が見えるうちに、顔を見せておいた方が良い気がする。

殆ど無価値のような私でも、家族に対してはそうではないだろうから、せめて死に直面している祖母に少しでも喜びを与えられるかもしれない。

死んでしまっては、流石に声も聞こえないだろうから。