叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

人生


たまにこの日記に登場する10年来の友人から、子どもが産まれたという報せを受けた。

早速何か贈ろうと思って色々と検討した結果、おむつケーキなる珍妙な品物が面白かろうということでそれを贈呈した。

そもそもおむつケーキとは何ぞやというところだが、丸めたおむつをケーキの土台にして、その周りをタオルやら靴下やらでケーキのごとくデコレーションしたもので、最近は出産祝いのギフトとして人気があるらしい。

以前から友人とは事あるごとにこのような交流を繰り返してはいたものの、昔はそれぞれの趣向に合わせたものを贈れば良かったのに、今は友人のパートナーや子どものことを考えて贈らねばならず、その方が本人も喜ぶのだと思うと、一抹の淋しさを禁じ得ないし、時の流れというものを現実として目の前に突きつけられたような気分になる。

私もいつか、私の為だけではない贈り物を貰える立場になりたいと思ってはいるものの、相手が現れる気配すらなく、ただ祝い続けるだけの人生を送りそうな気がしている。

どうにもね。