溝畑さんのポートレートを写したフィルムも含めて、11月に撮っていた分、合計8本のフィルムが先日一度に戻ってきた。
一度に現像に出したのだから、一度に戻ってくるのは当たり前である。
仕上がりを待つことがフィルムの醍醐味とはいえ、あまりにも溜め込みすぎたようで、ちょいちょいどこで撮ったか分からない写真が紛れ込んでいる。
それでも、朧げな記憶を辿りながら、京都遊撃戦周辺の写真をピックアップしたいと思う。
もしかすると、別の場所で撮ったものが紛れ込んでいるかもしれないが、それはご愛嬌ということで、ご勘弁願いたい。
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まずは1枚目、これは三重で撮ったものだが、京都に出かける日の朝に撮ったもの。
やけに月が大きかったのを覚えているから間違いない。
女子高生達が愉しそうだった。
これは車窓から撮った東寺。
ここは間違いない、京都駅に到着する。
溝畑さんとの約束の前に、京都の街を歩いたり、ロケハンがてら嵐山で紅葉を眺めたりした。
このあたり、紅葉の写真などは、別の場所のものが紛れ込んでいるかもしれない。
溝畑さんと別れたあとは、そうだ、ペペロンチーノとミネストローネとシャンパンを愉しんだ。
酔った手でPortra800を装填して、京都の夜を取り歩いた。
次の日の朝は早起きして、清水寺の方へ行った。
二年だか三年だか忘れたけれど、かの有名な坂がこのぐらいの明るさしかない時間に起きたのだ。
そして、誰もいなかった。
この日も、月がいつまでも出ていた。
その後は京阪電車に乗って大阪まで行った。
古い建物ばかり見ていたから、近代的なビル群が目に新鮮だったと、当時の日記に書いたような気もする。
その後は大阪でもスナップをしたのだ。
1泊2日の京都の旅を、何とか書き出してみた。
Exifデータなんて便利なものは残らないフィルムだから、あとあと写真を懐かしむためには、最低限これが必要な作業かもしれない。
スマートフォンでフォルダ分けでも良いけれど、それでは味気ないね。
というわけで、8本分の振り返りがあと2日ぐらい続く。