叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

雨の日のポートレート


早朝、ごそごそ起き出して、本当に久しぶりに、名古屋までポートレートを撮りにいった。


相変わらずただ歩きながら、休憩しながら、全く完成のイメージもなく、大した目的もなく撮ってゆく。


私はこれで良いのだと思うし、私にはこれしかできない。


被写体が無機物ならば、感情を持たぬ自然ならば、何の遠慮も要らないものを、ポートレートを撮るにあたっては、目的のない私が撮ることをモデルさんに相済まぬと思うわけだけれど、これまで何度も撮らせてもらったモデルさんだから、少しだけ甘えた。


いろいろ考えるけれど、過ぎた時間は単純にとても愉快だったから、またお願いしようと思っている。