名古屋のオアシス、そば居酒屋山葵
居酒屋でお酒をのむことが好きだ。洒落たバーでカクテルとか、接待を伴う飲食店でウイスキーとか、自宅で侘しく缶ビールとか、お酒を飲むシチュエーションは様々あるけれど、私には居酒屋でのむことが一番合っている。
そんな私がこちらに来てから通っているのが、名古屋にあるそば居酒屋山葵さん。
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近所と呼ぶにはちと遠いけれど、料理が美味しいし、お酒も私が飲みたい清酒が置いてあるし、何よりもお店の雰囲気が大好きなので、わざわざ行ってしまう。
山葵のルーティン
山葵を訪れる時はいつも17時の開店と同時に店に入るようにしている。先ずはカウンターの目の前にある大皿料理から前菜と1杯目のお酒を注文する。
出てきた前菜を食べながら、大将のおすすめなんかも勘案しつつ、その日のコースを組み立て、大体2品ぐらいメインの料理を注文したら、あとは出来上がりをじっと待つ。
出てきた料理と2杯目のお酒にとりかかる頃にはお客さんも増えてきて、厨房が慌ただしくなるけれど、いろんな料理が次々と出来上がる様を眺めているのが本当に愉しい。
十分に満足したら、〆の蕎麦とアイスはちゃんと食べて、さっさと店を出る。
こんな感じで数回、通っているのだけれど、今回食べたものを、いちいち紹介してみようと思う。
ビールと前菜
まずは冷えたビールと、前菜にお菜の3種盛りをいただく。お菜はいつも6種類ぐらいあるのだが、その中から好きなものを3種類選ぶことができる。
今日は冬瓜の煮たもの、夏野菜のチャンプル、蒸し鮑とじゅんさいのおひたし。
まずは野菜を食べて、先に罪悪感を無くしておく。
旬のいわしをいただく
山葵の嬉しくも悩ましいところは、メニューの更新が激しいところ。毎回毎回目移りがして大変なのだが、今回もなかなか次を決められずにいると、大将が旬のいわしをお勧めしてくれた。
お刺身と塩焼きにしていただいたが、脂の乗ったいわしがこんなに美味しいとは思わなかった。
特にお刺身は、火を通したように身が白みがかっていて、醤油につけると脂が弾けるほど。
旬のいわし、恐るべし。
箸休めのいか、山わさび和え
いわしはすぐに食べ終えてしまって、もうひとつ頼んでいた鶏ぽん酢はもう少し時間がかかるということで、つなぎで頼んだのがいかの山わさび和え。短冊ぎりにしたいかを、山わさび、卵黄で和えたお酒がすすむ一品だった。
メインの鶏ぽん酢
いかを食べているうちに鶏ぽん酢も出てきた。鶏もも一枚肉のボリュームもさることながら、ねぎの量もすごい。
皮目はぱりっと、身はしっとりとジューシー。
ぽん酢は酸味の少ない、出汁の効いた味で、鶏肉の味がしっかりと感じられる。
もも肉一枚、ぺろりと平らげてしまった。
〆のそば、そばアイス
そば居酒屋というぐらいなので、〆はそばを食べる。温かいそばも冷たいそばもあるので、季節に合わせて選べば良いのだが、私は天ぷらを食べたいのでいつも天ざるにする。
えびと季節の魚、野菜の取り合わせだが、今回は、メゴチだったのかな。
さくさくで美味しい。
それと、そばの実アイスが好きで、これもいつも食べる。
そばの実がカリカリして美味しいのだ。
居心地の良い居酒屋
居酒屋のカウンターで、ちびちびお酒を飲むのがこんなに倖せなことだとは知らなかった。ほっとかれるわけでもないし、べらべら話をするわけでもない。
常連さんもいれば、ご新規さんもいる。
お店の雰囲気に身を委ねて過ごす時間を、また愉しみにゆこう。